緊急事態に思う

緊急事態宣言が全国に出されました。強制力のない宣言ですが、注意喚起には効果があるようです。案の定、東京など大都市圏から脱出して他県に逃げ込むものたちがウイルスをばらまいています。大都市を脱出する人みんなが悪いわけではありませんが、田舎では都会からの人たちによる感染者が増えています。小池さんの人気が上がっているそうですが、行政手腕はどうでしょう。周りの県の首長の腕前はどうでしょう。危機管理能力が問われますが、同時に首長の人望が問われていると思います。お金をばらまくことによって人心を掌握することのないように願いたいものです。いまだに感染症専門家の人たちが病院の危機を言っています。ということは、患者の選別を行ってこなかったということである。医者が選別を行うことは難しいかもしれませんが、行政機関はやらなければなりません。全てを受け入れ、すべての人を治療することはできません。症状のない人、軽症の人は自宅待機、宿泊施設待期。症状のある人は隔離病棟。重症の人は集中治療室のある病院。など早々に患者を区別するべきでした。病院も選別するべきで、集中治療室のある病院をコロナ専門病院として用意すべきです。一般外来患者として他の病人も見ることは今の段階では避けるべきです。コロナ専門病院を臨時に開設するくらいの政策を行わないと、病院内感染がさらに広まる気がします。病院内感染はウイルス感染の知識のない病院が手探り状態で治療を行っているためではないでしょうか。休業要請を行いましたが、そのため大学生は親元に帰らざるを得ない状況を作り出してしまいました。労働者も失業、解雇、など収入を絶たれる事態に追い込まれました。欧米と違い日本は会社社会に属していることを好みます。企業間を渡り歩く労働をあまり好みません。お金さえもらえればどこでも良いとはいきません。フリーター生活者でも何らかの形である社会に属していると思います。果たしてそういう会社社会を助ける手立てを行ってきたでしょうか。お金で黙らしていないでしょうか。大企業をはじめ各種会社に外出禁止、自宅待機を呼び掛け、無理を承知でテレワークを押し付けていないだろうか。やったこともないテレワークを今始めてどうするのでしょう。一年後はなくなると誰もがうそぶいて真面目にやらないのが、おちのような気がします。むしろ企業に働き方改革を真剣に考えるよう促し、時差出勤、労働時間の短縮などの政策を考えてもら方向を示すべきではないでしょうか。安倍さんがいろいろ言っても事はなかなか進んでいません。笛吹けども踊らず、の状態のような気がします。マスクは未だに不足しています。450憶円のお金があれば臨時のマスク会社を立ち上げる資金にした方が良かったと思います。今からでもそういうコロナウイルス関連予算処置を行うべきだと思います。資材が不足して高騰しているとのことですが、一般には何も不織布を使わなければならないということはないと思います。ストッキングにトイレットペーパーなど合わせ技のマスクも有り、と思うのですが。経済相がウイルス関連を担当しているように思いますが、担当大臣を専任した方がよいように思います。誰も大臣の言うことを聞いていないように感じます。与党も野党も誰も一丸となって対策を練っているようには感じません。10万円が欲しい、と誰が望んでいるのでしょう。収入が減った。失業したなら、雇用保険を活用して失業給付金を手当てすればよいと思います。これこそスピード感をもって柔軟に対応すれば済むことのように思います。与野党のぎくしゃくが行政機関のスピード感を損なっていると思います。今急ぐ必要があるのは何か、が行政機関には判っていないように思います。一方が提案すれば、他方がケチをつける。一方が疑義を唱えれば、他方が押し通してしまう。こういうありさまを見れば、行政機関は通常どおりの業務、と高を括るようになります。人望が無いと言わざるを得ません。担当大臣に与野党を超えて人望のある人を据えることが最も急がれるコロナウイルス対処方法のように私は思います。与党の中にはしがらみのためか、なる人材がいないように思います。野党の中にいるような気がします。