コロナウイルスの毒気

先週ひさしぶりに古本を扱っているチェーン店に行きました。私が本を取り何冊かパラパラとめくっていると、突然、立ち読みは禁止と書いてあります、と言われました。言われた瞬間何のことかわからず、?としていると張り紙があります、と言われました。いや本の中身を見ないとわからないでしょう、と思わずつぶやきました。その張り紙には、コロナウイルスのため立ち読みは禁止です、と書いてありました。立ち読みはマンガコーナーでは今までよく見かける光景ですが、新書のコーナーではありませんでした。私は内容を読むというより、目次を眺めていただけでしたが、その若者には立ち読みをしているように映ったのかも知れません。いろいろ考えると本を手に取ること自体が禁止のようです。そしていろいろ考えると段々腹が立って来ました。私は興味のない本でも面白そうな題名を見つけると手に取る癖があります。またその様な出会いを求めて古本屋に出かけます。しかし表紙だけを見て中身は見てはいけない、ということが理解できませんでした。コロナウイルスのため立ち読みは禁止です、は凄い効果があります。漫画本の立ち読み禁止は勿論、買いそうにないお客を締め出し、店員の対策にも一役買っているようです。コロナウイルスの世の中になって私も少しいらだっているのかも知れません。このコロナのため住みにくくなってきているように感じます。立ち読みを注意する店員もいなかったところにお客が自ら注意してくれる。店員のぎすぎすした態度、来なくてよいのに、と感じさせる行動。私のような田舎者は、繁華街に出てはいけないと思いました。そもそも政府のコロナウイルス対策は何もしていないのに等しい。全て後付け対策だと思います。日本では感染が抑えられていますが、それは日本人がほぼ毎日風呂に入るからだと私は思っています。体を洗い、服を着替え、歯を磨く。9割の人がそうしていると思います。コロナウイルスに対する私の疑問は、飛沫感染と言われていますが、唾が飛んで感染するというより吐く息が感染源ではないかと思います。唾が飛んで感染するなら唾液によるPCR検査ができそうなものです。このコロナウイルスは酸素が好きなような気がします。肺喉鼻血管など酸素の多く集まる所に現れるような気がします。韓国で一人の感染者から約百名の感染者が出ましたが何故でしょうか。感染させる強さに時期があるように思います。あたかも雌しべに雄しべの花粉がついたように思われます。コロナウイルス下の世の中は検事長の疑惑に対しても、言わなければ損のようになってきているのではないでしょうか。寛容の精神が失われつつあるように感じます。いつもの行動に制限がかけられ、コロナウイルス下では許されないものが多くなりつつあります。コロナウイルスを理由にそうしたことがまかり通ってしまうように思います。逆に私はそういうことについていけなくなりつつあります。田舎者は山奥でのんびり暮らした方が良さそうです。私も少々コロナウイルスの毒気にやられているようです。