総裁選に思う2

総裁選びをしています。色々な見方があると思います。私は当然と言えば当然という見方をしてみます。自民党の総裁は総理総裁になる可能性が大です。総理総裁は立法府と行政府の長です。立法府は法律を作る所です。法律的な問題提起を起こしている人は河野さんでしょう。法律による規制、また規制改革をやろうとしているように見受けられます。国に法律による規制が無ければ、統制と言うものができなくなるのは当たり前ですが、日本人は過度の規制を嫌う傾向があるように私には思えます。菅総理もコロナ対策において、この事に気を使ったものと思います。簡単にロックダウンが行える法律を作るといいますが、作ったにしろその執行は行えないのが現実だと思います。飛行機内でマスクを着用させる、しなくてもよいルールは、どのくらいの割合で支持されるでしょうか。私のところの大型中古本書店では未だに立ち読みが禁じられています。どうやって内容を把握できるのでしょう。立憲民主党が政権を取るといいますが、私が思うに、一番の問題は国の運営を法律のみに頼りすぎていることのように見受けられる事です。法律に基づいて行政が行われることは基本ですが、法律による強制、法律による規制、法律による処罰等々自由意志が損なわれていると感じるのは私だけでしょうか。法律の制定は大事ですが、そこに政治家としての意思があって欲しいものです。岸田さんは法律的な事はあまり見受けられないように思います。法律的な事より行政の運用について言っているように思います。新たに法律を作って何かをすると言うよりも、今ある法律の、政治家としての運用面での活用を第一にしているのではないでしょうか。行政の方に重きを置き、よく言えば住民に近く、悪く思えば従来通りの政策かも知れません。行政の改革の中での刷新を目指すのに対し、河野さんは行政の変革の中での改新を目指しているように思います。岸田さんが時流に則った発言をして党員票の獲得を目指しているように見受けられます。二階さんの再選阻止、中国に強面を見せたりしていますが、米国に対しては何も言っていない様に思います。河野さんは改革勢力としての一面が在りますが、性急な変革は危ういように思います。ついてこられない者は置いてけぼりになるように思います。弱者にはつらいものがあるように見受けられます。新人議員は社会受けする変革を望むでしょうが、緩やかな変化を望むものが多いように思います。ベテラン議員の賛同が少ないのもその辺にあるのかも知れません。確かに自民党の独裁に閉塞感があるのも現実で、何らかの変化を期待します。河野さんの周りが良きアドバイザーを得られる事を期待します。ついでながら二階派は最終的にどちらに付くのでしょうか。派閥を思うなら岸田さん。個人的な事を思えば河野さんでしょうか。