水素発電に思う

車の動力を電気にする方向に先進国は動き始めています。車の二酸化炭素の排出だけを考えればその方が良いのかも知れません。車の製造から廃棄まで、電気の発電から給電までの二酸化炭素の排出を考えるとき、一概に言えなくなるのかも知れません。大型自動車などに適用できるのかなど問題は多く残されているように感じます。機械の動力に石油に依存し過ぎていたかもしれません。環境の変化が目に見える形で表れてきています。雨や雪の降る回数が減ってきた、あるいは量が増えたなど自然現象の変化を感じることが多くなってきています。地軸、極性など色々な問題が在るように思います。二酸化炭素だけの問題とは思いませんが、直近の問題提起のように思えます。トヨタ自動車始め日本の燃料を考える大企業は水素をもう一つの柱と考えているようです。太陽光、風力など自然エネルギーを容易に手に入れる事ができる国は電気を主流にしても良いとは思いますが、日本のように厳しい環境の下ではそうも言っておられないと思います。ドカ雪での車の立ち往生などを考えてみると果たして電気で大丈夫だろうか、と不安に思います。水素エンジンもまだ発展途上のようです。石炭から水素を取り出す際にも二酸化炭素は出ます。水から取り出そうとすれば多量の電気がいりそうです。まだまだ問題山積のようです。アメリカのテスラの方が株を売ったそうですが、逆に先が見え始めたのではないのか、と私などは勘繰ってしまいます。百年続く企業経営など思い描いてはいないらしい。それは良いとして水素などによる石油に頼り切らない燃料を開発してもらいたいと思います。ところで風力発電を見たことがあるでしょうか。意外とうるさい、体に悪い。私は大型船を使って風力発電太陽光発電を行ってはどうかと思います。送電は海底ケーブルになります。意外と近くで送電できるものと思います。またその電気を使っての水素製造もおこなえるのではないのか、など勝手に思います。実は造船業が不況にあえいでいます。このままでは造船技術の衰退が起こるように思います。一石三鳥の、捕らぬ狸の皮算用を思いますが、日本の産業構造の変化、世界的な競争の激化が速すぎるように思います。一発屋の企業に注目がいくのは仕方がありませんが、基幹産業の育成にも力を入れてもらいたいと思います。大企業の胡坐経営はどうしようもありませんが、未来に残すべき技術は守って欲しいものです。