吉本興業に思う


吉本興業が揺れています。マスコミも少々やり過ぎでは無いでしょうか。こういう場面は日大のアメフトの会見を思い起こさせます。元々誰が悪かったのでしょうか。闇営業を行った本人では無いでしょうか。闇営業と言う言葉に私は違和感がありますが。昨今問題になっている企業の悪弊が吉本興業にも現れていると言うに過ぎない事件だと思います。闇営業は社会的に問題が有る団体との関係を指していると思いますが、詐欺グループと言うことが最初から分かっていたことでしょうか。後から分かった、とか営業の後そのグループがそのような事件を起こしたとか、本人にはどうしようも無い事柄だったかも知れません。そこに情状酌量の余地はあるかと思いますが、常日頃何らかの会合に呼ばれ、金銭を受け取り、それを会社にも、税金申告としてもせず自分達のアルバイト感覚で使っていた、と言うことはどういう感覚だろう。しかもその行為を会社自体が半分以上認めていたようなふしが伺えます。一寸したアルバイトならば一般人も会社にも税務申告もしないことが有りますが、本職を元にしたアルバイトならば当然賃金を稼いだ、という自覚があって然るべきだと思います。会社もそういう行為を見てみないふりをして、雇用しているのか、アルバイトとして雇っているのか、会社の都合の良いように黙認しているように思います。およそ上場企業のやる事では無いと思います。日大のアメフトの場面を覚えているでしょうか。選手の会見に端を発した日大騒動は、マスコミの正義感のような態度に振り回された人達が今はどうなっているでしょうか。監督は推定無罪のようです。悪弊をつかれた監督は今はどういう生活をしているのだろう。日大の学校組合活動はどういうことになっているのか。残念ながら私は知りませんが、報道という名目で散々あおっておいて、梯子を外されてはいないだろうか、と心配になります。日大の監督が素晴らしい監督だとは思いませんが、一方に偏ることには十分に注意するべきです。会見では危機管理能力のなさがまず指摘されると思います。弁護士は会社の維持が第一ですから個人の会見を抑えることは当然だと思います。弁護士の指摘は会社自体には有効でも、社員には過酷なものになるのは有ります。それを言う、言わせない、は本人が腹をくくるしかないと思います。腹をくくって会見をしたのだから、本人の弁を私は素直に受け取りたいと思います。然らば社長は腹をくくった会見で会ったであろうか。社長然とした態度で有ったであろうか。会社を考えた上での社長の弁で有ったであろうか。
些か疑わしい。古株の稼ぎ頭の人達に言われて会見を繕ったのでは無いのでしょうか。初めから疑う気持ちはいけませんが、社長と社員の関係、社長と会社の関係どちらを優先したのでしょう。もしかしたら自己保身を考えなかったでしょうか。私が勝手に思うことですが、私は犯罪者集団との関係は知らなければ、推定無罪。どのような営業でも金銭を受け取れば申告すべきで、確定有罪。社長は理由が有れば社員を首に出来る。社長は社員よりも会社を優先します。(日産は一万人を解雇する予定だそうです。)さて吉本興業の社長はどれも一貫性が無いように思います。人に言われて態度を変えているように思われます。どちらにしろ最近の企業不正に似ています。昭和の企業慣習をもう一度見直さなければ潰れていくように思います。