菅官房長官に思う

官房長官がいるから安倍政権があると思います。企業であれば大番頭のような人では無いかと思います。全てが完璧では無いにしても官房長官としては秀でた物があると思います。もし菅さんがいなかったらこれ程安倍政権が長続きしなかったと思います。私流に分類すると菅さんは事務人、安倍さんは営業人、石破さんは技術人では無いかと思います。菅さんは政治色をそれほど出さず、事務方を淡々とやっていると思います。無派閥だそうですが、仕事ぶりはそつなく、出しゃばること無く縁の下の力持ちの様相を伺えます。こういう人が各企業にいれば会社が発展するだろうと思います。企業はこういう人を育て、採るようにするべきだと思います。以前事務人は社長に向かない、また社長になる必要もない、と書きました。会社内部のことに精通しているからこそ決断が遅くなることがあるし、社長以上に会社の切り盛りに充実感がうまれると思うからです。安倍さんは営業人だと思うのは、よく考える前に言ってしまう傾向が有ると思います。いわゆる肌感覚で物事を感じているのでは無いのでしょうか。トランプ大統領もそういう1人では無いでしょうか。残念ながら菅官房長官のような人がいないように見受けられます。石破さんが技術人だと思うのは、やはり理屈を求める傾向が有ると思います。思いつき、感情的な事柄であっても何らかの論理に裏打ちされた物を求めようとするように思います。時に論理の輪廻にはまることがあるようにさえ思えます。しかし何かしらの規則は必要で、後から理屈を考える、何でもありの安倍政権に一石を投じていると思います。安倍さんがエイヤァで物事を決める傾向に公務員は右往左往しているようにさえ思えます。それに乗っかろうとする者、距離を置く者色々ですが菅官房長官がいるから安倍政権があるのだと思います。石破さんにはこういう人がいるのでしょうか。そして安倍さんには政治技術人的な人がそばにいるのでしょうか。公明党が時々政治色的なことを言いますが、残念ながら自党に関わる場合に限られることが多いように思います。その内論理破綻を起こすのでは無いでしょうか。安倍のミックスがそろそろ破綻しそうです。カジノにしろ憲法にしろ大多数の人が性急に望んではいません。一部の人に踊らされているようにさえ思います。とにかくカジノを持ってくれば我が地域は税収入で潤うとでも思っているかのようです。原発がある地域は潤っているでしょうか。ひとびとが楽しく暮らしているでしょうか。人が集まり賑わっているでしょうか。税収が増えても同時に不安も増加していないでしょうか。石破さんがこの論理破綻を突ければ何か目があるのではと思ってしまいますが、恐らく何も無いでしょう。菅さんが小泉、河野議員に期待するコメントがありました。私は菅官房長官のような人を見つけることが一番大事な事のように思います。