技術人


製造部門は何かを生産する部門です。広くは農業、建築業、工業、小さくは小間物、画家、技術職です。どんな人が向いているのか。コツコツとやり遂げる人、またそれを厭わない人、そして素直な人だと思います。事務人と似ているところがあります。ただ技術人は技術の習得に関心があり、素直な気持ちで受け入れられる人だと思います。技術習得には貪欲さが必要だと言いますが、素直な気持ちが有ればすんなりと受け入れられると思います。子供がそれを証明していると思います。技術は知識と経験がものを言います。先輩と新入社員の差は経験値の差に等しいと思います。新入社員が努力を重ね経験値を増やし、いつしか追い抜き、しかし、先輩社員はそれに気がつかず、いつまでも先輩面しているのを見るのは嫌なものです。同時に新入社員が先輩社員の真似ばかりして、独自の方法を模索しないのも感心しません。技術職は、独善的になりがちです。研究者など自分以外の分野は知らない、また関心がないなど問題があると思います。オリンピックにしても、建築設計はするが、その費用は知らない、環境問題には関心がない。など一般人からすれば少し不思議なことが起こっています。ある会社がデータを改ざんしました。これがもし、技術人自ら行ったものなら技術人としては失格だろうと思います。自分の技術に嘘をつく事は、もうそれ以上向上しません。自分に噓を付かず、素直な心で物事を見れる人が向いていると思います。