本田さんの本から

本田宗一郎さんの本を読みました。彼は技術人です。町工場から世界のホンダにそだてあげました。彼の目は常にその先、世界を見据え、人々の幸せを求め、技術を探究し、チャレンジ精神に満ちていました。そして後釜の社長も育てました。私は大変立派な方だとおもいます。東芝は一体何をしているのだろうか。そして何をしたいのだろうか。正直東芝は合併以外の選択肢は無いのではないかとおもいます。優良子会社を切り売りして何が残るのでしょうか。今なら合併相手はいるでしょうし、もう一度東芝の名を光らせることもあり得ると思います。会社を切り売りして、食い物にされバラバラにされ、一体何が残るのでしょうか。本田さんには良い番頭さんがいたと聞いた事があります。正しく事務人の鑑のような人ではなかったかと思います。いわゆる縁の下の力持ち的存在だったのではないでしょうか。東芝にはそう言う人が居なかったみたいですし、今もでてきていないように思います。命をかけてとはいいませんが、信念を貫く人がいないのかなぁと思います。同じく経営の神様、松下幸之助さんは営業人だと思います。革新的な技術はあまり無いかもしれませんが、会社を思う、従業員を思う気持ちは素晴らしいものがあります。しかし私としては社長を育てきれなかったのではないかと思います。余りにも立派な社長の後はなかなか難しいものがあります。ソニーも一時期破竹の勢いがありました。しかし今はどうでしょう。私の勉強不足も有りますがよそから連れてきた社長さんは冒険をしないように見えます。日産はどうでしょう。大変儲かっている様です。ゴーンさんは営業人で会社経営に向いてはいる様です。しかし技術人的な私は世界に互する日産を見たいと思っています。東芝が潰れることは無いと思っている人は、日本有数の証券会社が潰れたことを思い起こして欲しい。選択を誤れば、日陰の大企業になります。