高齢者の交通事故

高齢者の交通事故が多くなってきているようです。私も車を運転しますし、もう少ししたら高齢者と呼ばれるようになります。では何故高齢者の交通事故が増えたのか?考えてみました。体力の衰え精神的なもの集中力の低下など年齢によるものがあります。確かに若いときほどは集中力が無くなっています。注意力が散漫になりがちですが、長年の経験による危険予知は積んできているつもりです。ある老齢者による事故をTVで見ました。アクセルとブレーキの踏み間違いという事でしたが、床には少しスリップコンがありました。おそらく両方踏んだのだろうと思いました。これら多くの事故がアクセルとブレーキの踏み間違いということで放送されます。では何故間違えるのか?老齢によるものとかたづけられています。しかし私はそれだけではないと思います。70歳すぎ80歳代まで運転をしてきたという事実を見る必要があると思います。実は私事ですが、30歳代までギアーの車を運転していました。それから運転が楽だから、みんなオートマに乗っているということでオートマチック車に変えました。今ではオートマチック車限定の免許があり、また通常の普通免許の人も最初からオートマチック車を運転しているとおもいます。で、私に何が起こったのか、オートマチック車を運転するとき普通は右足一本をつかいますが、私はクラッチがあるものとして暫くはブレーキとクラッチ両方を踏んでいました。今は右足一本をつかいます。何が言いたいのかというと、高齢者のかたはギアー車を長年運転してきている、多少アクセルをふかしすぎてもクラッチを踏めば大丈夫というギアー車感覚が起こったのではないのか、と言うことです。アクセルとブレーキを両方踏むと同じ力であれば進みませんが、力加減が違うと急発進します。左足をブレーキ右足をアクセルペダルと高等テクニックを使ったとは思われないので、思わずクラッチ感覚になったのではないのかと推量しました。車を少しだけ動かすのは意外と難しいものです。ギアーの車はクラッチ操作でしますが、オートマチック車はブレーキ操作でします。多少ふかしてもクラッチ操作の場合クラッチを踏めば空ぶかしになるだけですが、オートマチック車の場合急発進します。事故を起こした方がどのくらい長くオートマチック車を運転しているのか知りたいものです。一方自動車メーカーの方も色々な装置を付けて事故防止に努めているようですが、ギアー車のようにクラッチが動力を切り離すようにブレーキを強く踏めばアクセルを踏んでも動力を切る構造とか、低速ではブレーキとクラッチ両方の機能を果たすとか、マニアル車の運転手にやさしい操作感覚はどうでしょうか。オートマチック車の販売が多くなったのは、まだここ20年位だろうと思います。それより前の年代の方はギアー感覚を潜在的に持っているのでは無いのかと思います。年を取って体力精神の衰えから昔の条件反射が起きるのではと私は思ってしまいます。