郵政事業に思う


日本郵政が不動産会社を買収する計画があるそうですが、豪州で失敗した責任はどうなっているのでしょうか。民間の会社であれば幹部は総退陣の状況だとおもうのですが、何の反省も無く、こりもせず畑違いの事業に手を出そうとしています。株を買い占めて一体何をやろうとしているのでしょうか。豪州を買収したとき何人の役員を送り込みその内の何人が英語をしゃべれたのでしょう。ちゃんと管理ができていたのでしょうか?確かに事業経営には失敗がつきものです。すべてが順風満帆とは行きません。しかし、失敗を糧としてやっていくのが本来の行動だと思います。失敗から学ぶことはたいせつなことです。成功するためには失敗をしなければなりません。個人の行動でも同じ事がいえると思います。失敗が嫌だからという理由で自分からは何もしない。今そう言う人が増えてきていますが、失敗をしても反省せずまた同じ事を繰り返すのは、何もしない、何もしていない人と同じだと思います。自分の経営もろくにできないものが、やったことも無い事業ができるとは到底思えません。以前書きましたが株を持つのは良いとしても、経営には別のコンサルタントを雇ってやってはいかが、と言いたい。ところで郵便事業が銀行業務や保険業務より劣っているかのごとく思っていないでしょうか。郵便事業が有るから他の事業が成り立っていると私には思えます。あの窓口業務の存在が有るから、郵便が有るからすべてが繋がっていると思います。今なら銀行業務だけなら民間企業のほうが親切で家庭訪問するし、保険事業も同じです。郵便を届けてくれるから親しみがわき、ついでに担当者に頼み事もできていたのに、分割という言葉に惑わされて全てを分けたのは間違いだとおもいます。地方の、県単位の郵便局は3つで1つにするべきです。各部門の収益は最終的に3部門に分ければいいと思います。国鉄が各地方に分割されたごとく郵政事業も各地方ごとに分割したほうが良かったのではないでしょうか。郵便局の窓口業務はおかしなことが起きています。同じ局内に居てこれは私ができます、それは出来ない、担当者がいません、と今に始まったことでは無いですが、局員もいまだに不思議な状況で有るのでは無いでしょうか。東芝が経営戦略もなく買収に走った結果がどうなったかはご存じのことと思います。今の経営戦略は武士の商法より悪い殿様経営ではないかと思わざるを得ません。銀行が世界基準を達成するために合併を繰り返しているのに何をしているのでしょうか。しかし世界基準そのものが多少不思議な基準でやはり欧米諸国基準だろうと思います。何事も先に基準を作った方が有利です。その基準にそうのは良いとしても、やはり注意が必要です。景気を良くするのも悪くするのもやりやすくなるからです。日本は先進国の一員ですが、仲間はずれにされないためか、戦前の教訓に懲りたためか世界基準に追随するようです。欧米の反発だけは避けたいのでしょう。しかし株取引が景気が良くても悪くても成り立つように、景気を常に良くしたいと願っている日本とはいつも同じ行動を取るとは限りません。むしろ反対のことをやることさえあり得ます。日本には優秀な企業が沢山有ります。でも欧米諸国は資本力が桁違いです。全てを追随するようでは負けます。勝ち負けの問題では無いのかもしれませんが、用心しないと良いように振り回されるでしょう。世界基準と言えば世界遺産がはやっていますが、最近では福岡の沖の島ですが部分的な登録が認められました。私は申請した3神社が一体であると想っているので部分的な登録はやめてもらいたいと思います。世界遺産登録に関してアドバイザーなるコンサルタント業があります。私の県はコンサルタント料を払ってまで登録しようとしています。こういう行動はどこかオリンピック誘致合戦を思い起こさせます。なんでもビジネスになります。ビジネスは悪くありませんが、それを使う側がもう少し思慮深くするべきだと思います。遺産が歴史的価値に重点を置き、人づれした所は軽く見るのかもしれませんが、それはそれとして日本の中の歴史的遺産で良いのでは無いのかと思います。観光客誘致向けの遺産登録はやめて欲しいと思います。かえってブログなどに載せた方が集客力が上がっている様です。世界とかグローバル化とかなにか箔がついたように感じられますが、実態はどうなのか、それが上っ面だけでは無いのか、良いようにされているのでは無いのか、十分考える必要があると思います。