東京都の事

東京オリンピックは少なくとも関東地区と共同でやっていくべきだ、と以前書きましたがそれは私の間違いだったかもしれません。関東地区の知事は開催はしても良いが、費用は東京または国が持ってくれという、何となくありがた迷惑のような感じを受けました。東京が開催県なのだから、という理屈のようです。確かに東京という冠を頂いてやる以上負担の多くを東京が持つのが筋です。しかし周りの県が露骨に意見を述べるのはどうでしょうか。国の負担と言うことになればそれこそ何の関係も持たない他の県は否が応でも負担しなければなりません。日本文化特有の根回しが上手くいって居なかった模様ですね。私が思うに一つには小池さんが都知事であると同時に政治家であるからだろうと思います。小池さんはトップの管理者です。都の仕事のトップであると同時に政治家として色々考えを巡らせているのでは無いのかと思います。それが決断の先送りに繋がっているのではないのかと思います。その苛立ちが首相の直談判に繋がり小池さんのパフォーマンスを生んだのでは?市場問題にしてもなかなか結論を出しません。皆さんイライラが募っている様です。環境問題を任されている人に怒っているようですが、あの人に決定権はありません。ただ今の状態を説明し、これから起こるであろうことを説明しているにすぎないからです。もう説明は結構と私でも言いたい気持ちになるでしょう。ただあの人に八つ当たりしてもなにも変わらず、少し可哀想にも思います。管理者がやるべきことは決定をすること、後釜を育てることの二点だと思います。小池さんは決定をやっていません。それが政治家であることで邪魔しているのであれば、いただけません。全ての人を納得させることは無理です。少なくとも組合長を納得させなければなりません。組合長が退席するようでは話にならないでしょう。トップの管理者としての決定が余りにも遅ければたとえそれがベストでも能力不足の感は否めません。どうしても豊洲でダメならオリンピック競技場跡地にボート場跡でも作り直してはいかがといいたい。今の豊洲は生鮮食料品を扱わない物流関連の拠点にしてはどうでしょうか。他県のものが色々言うべきでは無いのかも知れませんが。小池さんは優秀な政治家であると思います、しかし回りの県知事は管理者であって、政治家ではありません。小池流の政治活動は大事かもしれませんが、小事にこだわって、大事な決断を伸ばすのは命取りに成るのではないかとおもいます。