トヨタとソフトバンクの提携に思う

トヨタソフトバンクと提携しました。何をしたいのかいまいち判りません。トヨタは何かに危機感を持っているのでしょう。自動車がガソリンから電気に変わりつつあります。一般ユーザーに取ってみれば燃料費の軽減になります。しかし石油業界にとっては次第に死活問題になってきます。ガソリンの需要が減ってくるからです。今はそれ程ではありませんが、産業構造が変わります。日本はその対策を考えているのでしょうか。経済界の重鎮の年寄りはどうでしょうか。自分達の生きている間にそういう事が起こらなくても確実に脱ガソリン時代はやってきます。他の会社の株を買い延命を図るのも良いですが、会社自体の発展性をもっと追求した方がよいと思います。電気の発電自体も大きく変わってきます。自然エネルギーなどの活用も盛んになるものと思われます。まだまだ先のことと油断していたら、取り戻せないような遅れを取るかも知れません。今の日本の経済界は将来のことをどういうふうに把握しているのだろうか。現在の企業成績を続けられれば良い、位だろうか。自分が上位組にいる方法として、二つの方法があると思います。一つは努力を重ね、向上心をもって取り組むこと。二つ目は周りのライバルを蹴落とすこと。実際的には二つのことを同時に行うことが大切だと思います。しかし現状はどうでしょうか。昔の名前を売りにして、改善努力もせず、書類改ざんを平気にしてしまう。談合なども平気で、新興企業の参入を蹴落とす事のみ躍起になる。体の動きが鈍くなったものが、机上で書類制作、書類改ざんをやっている。不正をやっている本人は、恐らく自分のやっていることが不正な事であることを認識していると思います。経済界と広く言い過ぎますが、学生の就職活動には別な意味で、経済なんとか会という名前を出して干渉しています。自分達の都合の良いように振る舞っているように思えます。ところで自動車の自動運転が盛んに報道されていますが、果たしていつになるのでしょう。私は少し疑問に思います。システム構築は出来るでしょうが、他の部分はどうでしょうか。人が運転している今でも事故は起きています。だからこそ機械に判断させるほうが良い、などと思っていないだろうか。その車の保険会社は有るだろうか。私は自動運転車輌は形態的には路面電車のようなものになりはしないか、と思ってしまいます。規定の道路を規定通りに走るだけになりはしないだろうか。もしそうなると道路そのものの発想を変える必要も出てくると思います。電車が高架、地下に変わるように、道路自体も変わるかも知れません。自動車がドローンのように変わるのが将来の交通システムなのかも知れません。そうなると空中に道路網を整備しなくてはならなくなります。その為のトヨタソフトバンクの提携でしょうか。勝手に想像し、勝手に日本の経済界を思っています。