招致活動

東京オリンピック招致の会長が疑われています。何かをするには今はお金が必要なようです。招致活動の一環としてお金が支払われたものと思いますが、それが当然の必要経費なのか、賄賂に当たるものなのかが問われているものと思います。世界は賄賂も必要経費になりつつあります。一大イベントは何やかやと人、物とお金が入り用です。招致活動のみならず、オリンピックに関わる建物、人員、公共機関まで賄賂とおぼしきお金の出入りがあるようです。所謂根回しと思います。根回しとは日本独特のものと思いがちですが、世界中で悪用されています。事が上手く運ぶように事前に話をつけると言う行いが、接待という形になり、協議がお金の出入りに繋がっているように思われます。東京オリンピックだけではありません。私は世界遺産登録に関しても同じ様なことが起きていると思います。最近では大阪万博商業捕鯨でさえそうではないのか、と思わざるを得ません。同じ様に数で物事を決める国際会議では、経済的な支援をちらつかせながら取り引きをしているように思います。そういう環境を造ってしまったのは先進国の利己政策かも知れません。大阪では知事と市長が入れ替えを行い、大坂都構想について民意を問うそうです。他県の私としては根回しがうまく行かなかったものと見ています。公明党との協議が上手くいかず自民党でさえ冷めた目で見ているようです。大阪維新の会は利己政策に陥っているように見受けられます。橋本元知事の大阪都構想は打ち上げ花火のようにインパクトがありましたが、今はそれに固執しているような感があります。府が何でも決めれる体制を取ろうとして、市町村がそれに反発しているような格好でしょうか。私は具体的な懸案は市町村が行い、府は総括的な事柄をすれば良いのでは無いのか、と思います。府が持っている事業はむしろ市に移管するべきだと思います。それにしても大阪維新の会は大丈夫でしょうか。参議院選挙が有りますが、無くならないでしょうか。内輪もめしている時では無いと思うのですが。大阪万博の誘致を手伝ってあげたのだから、とどこかで誰かの声が聞こえてきそうです。利己政策は個人に当てはめれば利己主義になります。いまだに幼児虐待があっています。親が子を自己都合でいじめています。虐待と言えば抽象的に聞こえる場合もありますが、要は子供をいじめて自己を満足させている事に変わりません。子供同士はいじめと言い、大人が入ると虐待という。大人の格好をした子供が、そこに居る子供をいじめて自己満足に浸っている様な物と思います。利己政策、利己主義、自己満足、己と言う物が最優先されるようになってきています。そしてそれを左右する物にお金が一番影響力を持ち始めています。確かにお金は命よりも重い場合もあります。それをないがしろにしてはいけませんが、それに左右されてもいけないと思います。利己よりも利他、自己よりも献身と言葉は良いように持って行かれます。物を小さく見れば原子、大きく見れば宇宙的しかしてその様相はよく似ていると思います。小さく見れば利己、大きく見れば利他、元は同じかも知れません。それをどう生かすかに掛かっているのかも知れません。