トランプ大統領に思う

トランプ大統領は再選されるのだろうか。民主党の候補の顔ぶれはどれもいまいちのように思われます。アメリカも日本のように年寄りが幅をきかせているように感じます。トランプ大統領の政策は一体何なんでしょうか。始まりはオバマ大統領の政策の否定に有ったと思います。世界に対するアメリカの権威の向上を目的にしたものが有ったと思います。これはオバマ大統領の基本政策でもあったと思います。YOU CANなどアメリカ人のやる気を起こさせて、低迷する経済などを鼓舞し、中東諸国での軍事介入など泥沼的な問題にはまり込み、解決できないいら立たしさを抱えていた国民にやる気を起こさせたと思います。やり方は違ってもどちらもアメリカ国民の威信を確立しようとしているのは明らかなようです。次にトランプ大統領は、外交的に団体交渉を否定し、一対一の交渉に持ち込みました。アメリカという大国の皮を被り相手を恫喝する。自分自身が今までの経済活動でやってきた方法をここで踏襲してきました。しかもアメリカ合衆国という最も強いカードをもって、世界の常識にとらわれず今もやり続けています。日本はこのアメリカ相手に良くやっていると思います。二国間交渉を上手くこなし、実務者協議では行政機関の世界基準に合わせる努力をやっていると思います。安倍首相の外交センスは特筆すべき点があると思います。ただ外交的に必要な先読みの能力が、国内政治には誤解を呼び、先走り、時に忖度を生んでしまうのかも知れません。トランプ大統領は弱者に対し、飴と鞭を使うようです。北朝鮮に二国間協議を持ち込んだかと思えば、一方的に話し合いの席を立ったり、また呼び戻したりとわがままぶりがうかがえます。恐らく話し合いの内容にはそれ程興味は無いのかも知れません。相手との討論会にだけ興味があるように思います。トランプ大統領が何か事を起こした、纏めたというものが有ったでしょうか。トランプ大統領が脅しをかけ従うものには勝ちを誇り、従わないものには関税をかける。アメリカだからできるやり方を押しつけているに過ぎないと思います。中国は大国だからまだ持っていますが、いつまで続くのでしょうか。習近平さんは話し合いが上手くなさそうに見えますが、トランプ大統領のパフォーマンスにのってあげれば違った展開があるかも知れないと思ったりもします。イランにしても同じ切り口で対抗しています。イランはどこか日本的な面があると私は思います。宗教指導者らしい発言で、駆け引きをする者とは話し合わない、などある意味立派な態度です。しかし交渉ごとは駆け引きの連続で、ギブアンドテイクの規定をトランプ大統領こそが一番理解しているのかも知れません。アメリカ大統領は世界で最も忙しい首脳かも知れません。その為か最近の国際情勢に疎い面があるようです。それ故側近が居るのですがトランプ大統領は辞める人ばかりで、その内なり手が居なくなるのでは無いでしょうか。再選しても誰も側近がいないなどと裸の王様にならなければよいと思います。ツイッターなどで呟くやり方は新しい事かも知れませんが、テレビ放送が始ったときケネディ元大統領が登場したときと同じメディア戦略で、最悪はヒットラーが宣伝効果にメディア戦略を駆使したことです。一見ナウイやり方のように感じられますが注意する必要があると思います。トランプ大統領の側近にヒットラーの部下のような過激な部下やおもねる部下が集まって影で悪さをしないことを願います。イスラエル人はトランプ大統領の金庫番なのだろうか。自分がされたくない事は他人にしては成らない、は基督教であったでしょうか、仏教でしたかイスラム教だったかな。