大学入試に思う

大学入学試験の二次試験の変更があっています。私は大学入学試験と言う観点からは、二次試験の科目を1,2教科に絞るべきだと思っています。本来センター試験は大学生としてふさわしい学力があるかどうかを見るための試験で、それを足切りに使って、ふるいにかけるような大学ランキングなるものを作る事はナンセンスだと思います。大学と言うところは、自ら勉強をするところであり、勉強を教えてもらうところではないと思います。勉強の仕方は教えてもらっても、勉強させるところではないと思います。多くの大学には大学院がありますが、そこでもランキングを付けているのでしょうか。有名大学にはそれなりのプライドはあるとは思いますが、学生は何を、何処で、誰に教えてもらうかが大切だと思います。社会に出て、出身校を鼻にかける人をたまに見ますが、実力がモノを言う世界だとまだわかっていないように感ぜられます。今回の入試は一次試験のみ、二次試験は専攻科目に特化した試験、など本来の入学試験に近づいているのではないのかと個人的には思います。ただ試験近くになってからの変更に戸惑う学生もいると思います。また一次試験がうまくいかなかった学生にとっては、残念な事になったかも知れません。私は卒業してだいぶたちますが、不思議なこともあります。文系を卒業してもやっていることは理系だったり、その反対もあります。都会の大学を卒業しても、田舎で働いていたり。人は何に向いているのか、どこで働くのか、誰と出会うのか、不思議な縁を感じます。一流大学二流大学などは学生時代は気にしますが、大学に一流二流などは関係なく、本人が一流二流と思っているだけのように思います。確かに一流にはプライドがあるように思いますが、プライドだけでは飯は食えません。自分流の何かが無ければいけないと思います。その何かを求めて大学に行ってもらいたいと思います。大学は二流だと落ち込んでいる人には、どこでも通用する国家試験があります。ありとあらゆる国家試験に挑戦して、開き直りのように挑戦するのも良いのではないのかと思います。トラックの運転免許だけで一生暮らせる人もいます。それに危険物やガス取り扱い免許などを取れば選択肢が増えていきます。もっと取ればもっと選択肢が増えます。大学を卒業しただけでは暮らしていけません。社会に出て渡っていくには何か強い武器を持つことが大切だと思います。その一つが資格だと思います。勿論大学での経験が無意味だとは思いませんが、自分ならできるという資格なり、誇りを身に着けてもらいたいと思います。コロナに負けず、腐らず、今やれることだけでもしっかり頑張ってもらいたいと思います。